『Subnautica: Below Zero(サブノーティカ:ビロウゼロ)』を始めるときは、一般的なゲームのように「イージー・ノーマル・ハード」から難易度を選ぶのではなく、遊び方そのものが異なるゲームモードを選択します。
食料や水まで管理しながら生き延びたいのか、そうした管理を減らして探索に集中したいのか、危険を気にせず基地建設を楽しみたいのか。この違いによって、自分に合うモードは変わります。
特にビロウゼロは、海中の酸素だけでなく、雪原などでは体温も意識するゲームです。すべての要素を残すことが必ずしも自分にとって一番楽しい遊び方とは限りません。
私は、難しい設定を選ぶことよりも、探索を続けたくなる負担感に調整する方が大切だと考えています。この記事では、5つのゲームモードの違いと、それぞれどのような遊び方に向くのかを整理します。
この記事で分かること
- ビロウゼロにある5つのゲームモードの違い
- サバイバルとフリーダムの違い
- クリエイティブとカスタムでできること
- 自分の遊び方に合うモードの選び方
難易度は5つのモードで決まる
ビロウゼロでは、新しくゲームを始める際に複数のゲームモードを選べます。単純に敵が強くなるだけではなく、食料・水・酸素・体温・死亡時の扱い・クラフトなど、ゲームを構成するルールそのものが変わる仕組みです。
| ゲームモード | 主な特徴 | 向いている遊び方 |
|---|---|---|
| サバイバル | 食料・水・酸素・体温などを管理しながら探索する | サバイバル要素を一通り楽しみたい |
| フリーダム | 食料と水の管理がなく、探索やクラフトは残る | 探索へ集中したい |
| ハードコア | サバイバルを基本に、一度の死亡が大きな意味を持つ | 緊張感のあるプレイを楽しみたい |
| クリエイティブ | 生存管理や素材集めの制約を大きく取り除ける | 建築や自由な探索を中心に楽しみたい |
| カスタム | 複数のゲーム条件を細かく調整できる | 自分好みの負担や難しさにしたい |
ここで大切なのは、5つを単純な「簡単→難しい」の順番として考えないことです。
例えばフリーダムは食料と水の管理がなくなりますが、海中での酸素管理や危険生物への対応までなくなるわけではありません。一方、クリエイティブはゲームを簡単にクリアするためのモードというより、通常の生存ルールから離れて建築や探索を楽しむサンドボックス寄りのモードです。

穏やかな探索だけでなく、危険生物との突然の遭遇もあります。
「どのモードが本来の遊び方なのか」よりも、自分がビロウゼロのどの部分を楽しみたいのかで考える方が選びやすいでしょう。
ポイント
探索・クラフト・基地建設・物語を楽しみたいなら、必ずしも食料や水の管理まで残す必要はありません。負担に感じる要素を減らしても、ビロウゼロの探索そのものがなくなるわけではありません。
サバイバルは基本要素を楽しめる
サバイバルは、ビロウゼロの生存要素を一通り残して遊ぶモードです。初めて遊ぶときに、ゲームが用意したサバイバルの仕組みを含めて体験したい人に向いています。
食料・水・酸素などを管理する
サバイバルでは、素材を集めて装備を作るだけでなく、食料と水を確保しながら行動します。海中では酸素残量を意識し、地上の寒冷地では体温も無視できません。
そのため、単に目的地へ移動するだけでも、「酸素は足りるか」「戻る分の余裕はあるか」「食料や水を持っていくか」といった準備が必要になります。
こうした管理は手間である一方、未知の場所へ出発する前に装備や物資を整えるという、本作らしいサバイバル感にもつながります。
素材を集め、必要な設備を作り、以前は行けなかった場所まで少しずつ探索範囲を広げていく過程を楽しみたいなら、サバイバルは分かりやすい選択肢です。
死亡しても即終了ではない
サバイバルでは、死亡したからといってそのセーブデータで二度と遊べなくなるわけではありません。ただし、死亡によって所持していた一部アイテムを失う可能性があります。
このため危険生物との遭遇や酸素切れには緊張感がありますが、一度の失敗ですべてを最初からやり直すハードコアとは性格が異なります。
初めて訪れる海域では、地形も生物も分かりません。失敗しながら危険な場所を覚えることもゲームの一部と考えるなら、サバイバルのペナルティはハードコアより受け入れやすいでしょう。
管理そのものを楽しめる人に合う
サバイバルが合うのは、「探索だけでなく生き延びるための準備もゲームとして楽しみたい」という人です。
例えば遠くへ探索するとき、食料、水、装備、収納などを考えて出発することを面倒ではなく計画の一部として楽しめるなら、あえて負担を減らす必要はありません。
反対に、食料や水が減るたびに探索を中断することがストレスになるなら、無理にサバイバルへこだわる必要もないと私は思います。
フリーダムは探索へ集中しやすい
フリーダムは、サバイバルの基本的な探索やクラフトを残しながら、食料と水の管理を取り除いたモードです。「ビロウゼロを普通に遊びたいけれど、空腹や喉の渇きまでは管理したくない」という場合に考えやすい選択肢です。
食料と水の管理がなくなる
フリーダムでは、食料と水を定期的に確保する必要がありません。その分、探索中に「そろそろ食べ物を補充するために戻ろう」といった中断が減ります。
ただし、フリーダムは危険がなくなるモードではありません。酸素や体温など、食料・水以外の生存要素は残りますし、危険生物がいなくなるわけでもありません。

初代より地上探索の存在感が大きいこともBelow Zeroの特徴です。
ビロウゼロでは海中だけでなく寒冷地も探索するため、食料と水をなくしても、行動できる範囲や装備を考える要素は残ります。
簡単にしすぎるモードではない
「フリーダムを選ぶとゲームを簡単にしすぎるのでは」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、フリーダムで省かれるのは主に食料と水の管理です。素材集め、クラフト、基地建設、酸素を考えた潜水、寒冷地での行動、危険生物との遭遇などは引き続きゲームの一部です。
特に限られた時間で少しずつ遊ぶ場合、ゲームを再開するたびに食料や水の確保から始めるより、その日の目的地へ向かいたい人もいるでしょう。
ゲームモードは上手さを証明するものではありません。自分が面白いと感じる部分へ時間を使える設定を選ぶ方が、結果として長く遊びやすくなります。
ハードコアは一度の死亡が重い
ハードコアは、サバイバルの仕組みをベースにしながら、一度の死亡がそのプレイの終了につながる厳しいモードです。ゲームを覚えるための難易度というより、失敗できない緊張感そのものを楽しむための遊び方と考えた方が分かりやすいでしょう。
サバイバルとは死亡時が違う
通常のサバイバルでは、死亡してもゲームそのものがそこで終わるわけではありません。ハードコアでは、死亡後に同じように再開して続きを進めることができません。
そのため、危険生物だけでなく、酸素切れや体温低下など普段ならやり直せる失敗も重大になります。
探索範囲が広がるほど、それまでに集めた素材や建てた拠点、進めてきたゲーム時間も増えます。プレイが進むほど「死なないこと」の意味が重くなるモードです。
注意点
ハードコアは死亡時のやり直しを前提にできないモードです。初めて見る地形や生物を手探りで調べたい場合は、この違いを理解してから選んでください。
初回から選ぶ必要はない
もちろん、最初から強い緊張感を求めるならハードコアを選ぶこともできます。ただ、「難しいモードで遊んだ方が本作を正しく楽しめる」というものではありません。
初回プレイでは、どの生物が危険なのか、どこまで潜れるのか、どの装備が必要なのかも分からない状態です。その未知そのものを楽しみたいなら、死亡しても続きを遊べるサバイバルやフリーダムの方が気軽に探索できます。
一度ゲームの仕組みを知ったあと、別の緊張感で遊び直すためにハードコアを選ぶという考え方もできます。
クリエイティブは建築向け
クリエイティブは、通常のサバイバルから多くの制約を取り除き、探索や基地建設を自由に試しやすくしたモードです。
素材集めの負担を減らせる
クリエイティブでは、通常のプレイで必要になる食料、水、酸素などの生存管理から解放され、クラフトのために素材を集め続ける必要もありません。
そのため、「この場所に大きな基地を作ったらどうなるだろう」「設備の配置を試したい」「建築そのものを楽しみたい」といった遊び方に向いています。

拠点内部には収納や充電設備を配置し、自分なりの生活空間を作れます。
ビロウゼロの基地建設は、ストーリーを進めるためだけの設備ではありません。収納や設備を整理したり、景色の良い場所に生活空間を作ったりと、それ自体を目的にして遊ぶこともできます。
通常プレイとは目的が異なる
クリエイティブは、サバイバルを少し簡単にしたモードというより、生存より自由な建築や探索を優先するモードと考える方が適しています。
食料を探し、素材を持ち帰り、少しずつ装備を作って行動範囲を広げる過程を楽しみたい場合は、サバイバルやフリーダムの方がその流れを感じやすいでしょう。
反対に、素材集めを省いて基地のレイアウトを考えたい、いろいろな建築を試したいという場合は、クリエイティブの自由度を生かせます。
カスタムなら細かく調整できる
既存のモードでは自分に合わない場合に便利なのがカスタムです。カスタムゲームモードは公式アップデートで追加された機能で、複数のゲーム条件を自分で調整できます。
難易度を自分向けに作れる
開発元Unknown Worldsが2022年に公開した「What the Dock」アップデートでは、カスタムゲームモードでプレイヤーが受けるダメージ、生物の敵対性、昼夜の長さなど、さまざまな条件を調整できることが案内されています。
Unknown WorldsのWhat the Dockアップデート情報
これによって「フリーダムでは軽すぎるけれど、サバイバルのままでは少し忙しい」といった場合でも、用意されたプリセットだけに合わせる必要がありません。
例えば危険生物との緊張感は残したい一方で、別の管理要素は負担を抑えたいというように、どの部分をゲームとして楽しみたいかを考えながら設定できます。
苦手な要素だけ調整する考え方
カスタムを使うときは、すべてを簡単にする必要はありません。むしろ、自分が楽しめていない部分だけを調整する使い方が分かりやすいでしょう。
探索は好きなのに特定の管理要素で頻繁に足止めされる、危険生物は残したいがダメージが気になる、昼夜の感覚を変えて遊びたいなど、既存モードでは対応しにくい好みがあります。
ゲームに慣れてから「ここだけ変えたい」と感じた場合にも、カスタムという選択肢があることを覚えておくと遊び方を広げられます。
メモ
カスタムは非公式MODではなく、ビロウゼロ本体に追加された正式なゲームモードです。既存の難易度だけでは負担感が合わない場合に利用できます。
自分に合うモードの選び方
ゲームモードを選ぶときは、「一番難しいものに挑戦できるか」ではなく、自分がビロウゼロで何を楽しみたいのかを先に考えると決めやすくなります。
| 重視したいこと | 考えやすいモード | 理由 |
|---|---|---|
| 生存管理も含めて遊びたい | サバイバル | 食料・水などを含む基本的なサバイバル要素を体験できる |
| 探索や物語へ集中したい | フリーダム | 食料と水の管理を減らしながら探索要素を残せる |
| 失敗できない緊張感が欲しい | ハードコア | 一度の死亡がプレイ全体に影響する |
| 建築を自由に楽しみたい | クリエイティブ | 素材集めや生存管理に縛られにくい |
| 細かな条件を自分で決めたい | カスタム | 複数のゲーム条件を個別に調整できる |
迷ったら負担に感じる要素を見る
初めて遊ぶ場合、「どのモードがおすすめか」だけで決めるより、自分がサバイバルゲームの何を面倒に感じるかを考えてみてください。
食料や水を探すことも探索の一部として楽しめそうならサバイバルで構いません。反対に、目的地へ向かっている途中で空腹や水分補給のために戻ることが煩わしく感じそうなら、フリーダムから始める考え方があります。
基地を作ることが主目的ならクリエイティブがありますし、プリセットではちょうどよい設定にならないならカスタムを利用できます。
ゲームモードはプレイヤーの上手さを評価するものではなく、楽しみたい部分を選ぶための設定と考えると分かりやすいでしょう。
怖さと難しさは分けて考える
ビロウゼロでは、暗い海中や大型の危険生物との遭遇があります。そのため、「怖いから難易度を下げたい」と考えることもあるかもしれません。
ただ、食料と水の管理をなくすフリーダムにしても、深海の暗さや生物の見た目まで変わるわけではありません。怖さとサバイバル管理の負担は別の要素です。
逆に、ゲーム操作そのものに慣れていても、空腹や喉の渇きを頻繁に管理することが楽しいとは限りません。
自分が困っているのが「敵や危険への対応」なのか、「食料や水などの管理」なのか、「素材集めそのもの」なのかを分けると、選ぶモードが見えやすくなります。
プレイ時間の長さとも関係する
どのゲームモードを選ぶかによって、同じ場所を探索していても使う時間は変わります。
サバイバルでは食料や水を準備する時間が加わり、素材を探しながら少しずつ設備を整えていきます。クリエイティブなら、こうした準備を大幅に減らして建築や移動へ時間を使えます。
一方で、時間がかかること自体が悪いわけではありません。素材を集めて装備を作ることもゲームの楽しみなら、その時間を削る必要はありません。
ビロウゼロをどのくらいの時間遊べる作品なのかについては、サブノーティカ ビロウゼロのプレイ時間とボリュームで詳しくまとめています。
前作経験者も同じモードでなくていい
初代『Subnautica』を遊んだことがある場合、以前と同じモードを選びたくなるかもしれません。ただ、ビロウゼロには初代とは異なる環境があります。
寒冷地では体温も意識する
ビロウゼロでは雪や氷に覆われた地上を探索する場面があり、寒さへの対応がゲーム要素として加わっています。
初代でサバイバルを問題なく遊べたとしても、それだけでビロウゼロでも同じ負担感になるとは限りません。
逆に初代で食料と水の管理が面倒だった人なら、ビロウゼロでは最初からフリーダムを選び、海や雪原の探索へ集中する方法もあります。
作品の違いと難易度を混同しない
ビロウゼロは初代と同じシリーズですが、地上探索の比重や主要な乗り物、ストーリーの見せ方などが変わっています。
「前作より難しい」「前作より簡単」という一言だけでは表しにくく、どの部分を難しいと感じるかは遊び方によって変わります。
初代とのゲーム設計の違いについては、サブノーティカ ビロウゼロの評価レビューと前作との違いでも詳しく解説しています。
ゲームモードを決めるときも、前作と同じ設定にすることより、今回どのように遊びたいかを基準にした方がよいでしょう。
ビロウゼロの難易度に関するよくある質問
ゲームを始める前に迷いやすい、難易度とゲームモードについての疑問をまとめます。
まとめ
サブノーティカ ビロウゼロの難易度は、単純なイージー・ノーマル・ハードではなく、ゲームモードによって遊び方を選ぶ仕組みです。
食料や水の管理まで含めて楽しみたいならサバイバル、補給の負担を減らして探索へ集中したいならフリーダム、建築中心ならクリエイティブというように、自分が楽しみたい部分から考えると選びやすくなります。
この記事のポイント
- ビロウゼロには5つのゲームモードがある
- サバイバルは食料・水を含む生存管理を楽しめる
- フリーダムは食料と水を省きながら探索要素を残せる
- クリエイティブは自由な建築や探索に向いている
- カスタムでは複数の条件を自分好みに調整できる
私なら、難しい設定を選べるかどうかより、「この設定なら次も探索へ行きたくなるか」を大切にします。食料や水の管理が楽しいなら残せばよく、そこが負担ならフリーダムという選択肢があります。
一方、危険生物との緊張感や素材を集めて装備を整える過程まで含めて楽しみたいなら、サバイバルでじっくり進めるのも本作らしい遊び方です。
ビロウゼロは、用意された難易度へ自分を合わせるだけのゲームではありません。遊びたい要素と負担に感じる要素を分け、自分が探索を続けやすいモードを選んでみてください。